先日、何年かぶりに余目ホテルに泊まりました。朝食を頼んだのは私一人でした。一人分の炊飯器にご飯を炊いて待っていてくれました。家庭的なメニューがこの宿の特徴。
大正4年に余目駅と同時に旅籠屋として開業し106年。人々の移動手段が車へと変わり商売をやめようと思ったこともあったらしい。
現在は4代目おかみが新しい商売の在り方を模索しながら奮闘中。代が変わっても室内の掃除の徹底は変わらない。トイレや風呂場の隅々、天井までが磨かれています。
村山のあらきそば、天童の水車そば、山形市あいこう亭の田舎そばと太麺で噛み応えのあるそばがありますが、山辺町浪花亭のもり天はその中でも抜きんでている感じ。
どんぶりに入れられたそばは黒々としたつやがあって存在感あり。どんぶりの半分くらい食べると顎がつかれてくる感じが心地いい。てんぷらも完全に冷めていて硬い。割りばしと手でちぎりながら食べる。
なじみのお客さんが多い。店に入ったら厨房口でまず注文。セルフで水をコップに入れて空いたテーブルにつく。行儀よく待っていても食事にはたどりつけないようだ。
先日お客様からの帰り道、田んぼの向こうに白い点々が見えました。ハクチョウです。10数匹もいるでしようか、田んぼの穂をついばんでいるよう。
ハクチョウを地元の田んぼで見ることができるようなったのは20年ほど前あたりからなのではないかと思っているのですが、気がつかなかっただけなのでしょうか?
コロナがあったりオリンピックがあったりと不安になったり盛り上がったりした年でしたが、毎年恒例の景色を目にすることで落ち着いた気持ちが生まれてくるのを感じます。
帰宅すると玄関に大根がゴロリと届いていました。今年はうまくいったと友人が自家製大根を持ってきてくれたもの。
今年3回目の大根のおすそ分けを頂きました。なくなった頃にまた誰かが持ってきてくれるのは有難い。それにしてもみなさん誠に上手に作るものです。
我が家の今年の畑収穫を振り返るとトマト、キュウリ、ゴーヤともに土づくりの割には実りがよくなく、ほとんどピークを迎えることなく終わった感じ。何かが欠けているようですがそれが何かは定かではない。
先日、会計事務所の担当の方がご来店。なかなか撮れずにいた年賀状の写真を撮影してもらうことに。
メンバーは前年と同様ですが見栄えを変えるためにスタンディングポジションを移動。店舗の緑も写真に仲間入り。
何枚か取ってもらいましたがなかなかいい構図にならない。「もういいですよ」と。今年度精いっぱいの写真でございます。
寒河江市白岩のお客様の帰りに立ち寄ったのが佐平治食堂。店は発見したものの駐車場がわかりにくい。よく見ると駐車場の看板らしき赤い板が地面に置かれている。文字は見えない。
店にはテーブルが4つ。かなりこじんまりとしている。メニューも中華の普通盛と大盛のみとシンプル。通いなれているようなお客さんがポツリポツリと入ってくる。
普通盛を注文。味もシンプルではあるが伝統を感じさせる。店には50年前からの営業であることが書かれていた。二代目なのだろうか店のご主人の姿は壁の陰で見えなかった。