米沢市上杉博物館で開催されているハッブス宇宙望遠鏡で撮影された写真展を見ました。サムシンググレートとしか言いようのない息を飲むような世界が広がっていました。
ハッブス望遠鏡が宇宙に運ばれたのは1990年。スペースシャトル・ディスカバリーの荷物室に乗せられて。あれから30年。私たちの銀河の外の世界を撮影してくれていたんですね。そこはまるでSFの世界。スケールの大きさが現実のものと感じられないほど。
会場は写真撮影OK。子ども時代に戻ったような感覚でなんだかよく理解できない世界の画像をパシャパシゃとカメラに収めてきました。
M51 距離:3100万光年 大きな渦巻銀河が小さな銀河をともなっていて「子もち銀河」と呼ばれているらしい。互いの銀河の重力によって影響を与え合っているのだそうです。
M106 距離:2350万光年 4本の腕があるのが特徴。白く見える銀河の中心は超巨大ブラックホールなのだと。星はほとんどなく高温のガスと塵だけらしい。
いっかくじゅう座 V838 距離:2万光年以内 太陽の60万倍の明るさのある光星とのこと。煙のように見えているのは塵らしい。塵に光が散乱し明るくなるのだと。
SNR 0454-67.2 距離:16万3000光年 大マゼラン銀河にある超新星残骸とのこと。星と一緒にカメラを構えている自分の姿が写っているのが宇宙に溶け込んだようでちょっと嬉しい。